姿勢を正す方法
背筋を伸ばすこと、そして膝を緩めること。
背筋を伸ばすと反らすは別物。
頭蓋骨を一番高い位置に置くこと。
そして、限界まで背筋を伸ばすと
膝裏が伸び切ったり、骨盤が前に出過ぎたりする。
それを防ぐために、膝を緩める。
膝を曲げる、のではなくて緩めること。
曲げると前腿の緊張が過ぎる。
膝を緩めると、過剰な腿の力みが取れる。
これで、冒頭の
「背筋を伸ばすこと、そして膝を緩めること。」はできているはず。
姿勢を正せているのかの確認方法。
基本的には、各々でみつけてほしい。
しかし、感覚が弱くなっている人が多いのもよく分かるので、念のための確認方法をあげてみる。
姿勢を正せている。とは、読んで字の如く
勢いのある姿のことである。
勢いを保ったままで居ることが、良い姿勢。
ということは、勢いを保てているのかを確認すれば良い。
検証方法
一、背筋を丸めて膝を伸ばす
二、一の姿勢から一歩素早く移動してみる。この時の感覚を覚えておく。
三、背筋を伸ばして、膝を緩める。
四、三の姿勢から一歩素早く移動してみる。
五、一と三の姿勢を交互に繰り返し、感覚の違いを味わう。
正しくできていれば、三の姿勢の方が比べるまでもなく圧倒的に動きやすいはずだ。
違いが感じられない場合は、
背筋を反らしていないか、膝を曲げすぎていないか。確認してみてほしい。
姿勢とは、あらゆる動作の基本である。
この基本は、ある程度までは応用で誤魔化すことはできるが、結果的には立ち返ってくることになる。
特に、無意識化での姿勢が、無意識の思考を生み、基本の生活態度に多大な影響を与える。
良い心は良い姿勢から。
そして、この良い姿勢も杓子定規で定められたものではなく、個々人のからだの状態で異なる。
誰もが、地上ではじめての生物。
一人一人の正しい姿勢がある。
ある程度までは教えてもらうことができるが、最後の最後には本人の感覚が大切。
外部からの情報に振り回されることなく、内部からの声に心を傾けて、探してみてほしい。
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