最近、手帳やメモ、そして紙類の取り扱いについて色々と考えています。私自身、物事を試すのが好きで、数年前には「すべてをデジタルに集約する」というチャレンジをしてみました。デジタルツールでの生活が便利だと聞いていたので、スケジュールやメモ、タスク管理など、あらゆるものをデジタル化してみたのです。
ですが、最終的に気づいたのは、やっぱり紙から離れることはできなかったということ。タブレットにペンを使って書くという方法も試しましたが、それでもどこか違う感覚が残りました。
理由ははっきりしませんが、どうしてもアナログの紙でないと、創造性やインスピレーションに制限がかかるように感じるんです。おそらく、紙に触れる感覚が頭を柔軟にし、思考を自由にしてくれるからかもしれません。
デジタルとアナログの使い分け
もちろん、スケジュールや予定の管理には、今でもデジタルツールを活用しています。具体的にはGoogleカレンダーを使って、日々の予定を管理しています。でも、習慣や気づいたことのメモ、アイデアなどは、紙に書くことが多いんです。
手帳やノートに何を書こうか、どのタイプを使うかを考えるのも楽しみの一つです。現時点で自分にぴったりだと感じているのは、以下の手帳やノートです。
- 能率手帳
- ロルバーン(各種)
- ツバメノート
それぞれに特徴があり、用途に応じて使い分けています。それぞれの使い方を簡単に紹介します。
能率手帳
能率手帳は、習慣の管理や期限のあるタスクを管理するのに最適です。たとえば、「この日までにやりたいこと」や「振り返り」などを書き込んでいます。また、何度も見返したいメモや重要なことを巻末にまとめておくことで、後からすぐにチェックできます。
ロルバーン(各種)
ロルバーンは、サイズごとに用途を分けて活用しています。ミニサイズは「一言メモ」やちょっとしたアイデアを記録するのに使い、大きめのLサイズは「目的別に活用」するために使用しています。シンプルで使いやすく、さまざまな用途に対応できるところが気に入っています。
ツバメノート
ツバメノートは、アイデアや気づきを「熟成させる場所」として使っています。左ページにその時に思いついたことや気づきを書き、後から右ページに加筆する形で発展させています。時間が経ってから加筆することで、そのアイデアが本当に有益かどうかも見極めることができます。
紙で感じる安心感と自己対話
紙を取り入れた結果、何より大きいのは「安心して忘れることができる」という点です。思いついたことや大事なことを書き出しておけば、頭の中でずっと覚えておく必要がなくなり、心の余裕が生まれます。紙の上で思考を整理することで、時を超えた自己対話が可能になるのです。
せっかく私たちは読み書きができるのですから、その能力をもっと活用すべきだと思います。デジタルツールの便利さを活かしつつ、アナログの紙も上手に取り入れることで、より深い思考ができると感じています。
読み書き能力の重要性
進化論的に人類を見たとき、私たちが地球上で主導権を取ることができた理由の一つに、「虚構を信じる力」と「文字を遺し継ぐ能力」があります。情報を文字として記録し、次世代に伝えることができたことが、人類の進化を支えた重要な要素となったわけです。
このように考えると、やはり「読み書き能力」は非常に貴重なものであり、積極的に扱うべきだと思います。自分の思考を記録し、整理し、そして未来へと伝える手段として、読み書きはこれからも重要であり続けるはずです。
最後に
デジタルとアナログ、それぞれの良さを活かすことが、豊かな思考とクリエイティビティを引き出す鍵だと私は感じています。手帳やノートを使って自分自身との対話を深め、創造性を育てることができるのは、何にも代えがたい価値があります。
もしまだ紙の手帳やノートを活用していない方がいれば、ぜひ一度試してみてください。思った以上に、そこには無限の可能性が広がっているかもしれません。